～大型改修の見積比較｜直接工事費・現場経費・予備費の見方【大阪の発注者向け】～
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データセンターや工場改修などの大型案件では、
見積の読み違いが数千万円差につながります。
金額だけで「安い会社」を選ぶと、
後から共通仮設や夜間割増、
変更管理費が追加され、
結果的に高くなるケースも少なくありません。
今回は大阪エリアで発注を担う方に向けて、
「直接工事費／共通仮設費／現場管理費／一般管理費」
「予備費・変更管理」
を正しく比較するポイントをまとめました。
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■見積の基本構造
1. 直接工事費＝形として残る費用
材料・労務・機械損料など。電気・空調・配管など工種ごとの数量×単価で構成。数量根拠が曖昧だと比較不可。
2. 共通費＝現場を動かす費用
共通仮設（仮囲い・足場・電源）、現場管理費（監督員・安全衛生）、一般管理費（会社の間接費）。内訳の透明性が重要。
3. 諸経費の“率”は目安でしかない
10〜15％と言われるが、工期・夜間作業・安全要件で大きく変動。率よりも「根拠の説明力」で評価する。
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■比較で見落としやすいポイント
● 現場経費の“含む／含まない”
夜間割増、搬入計画、資料作成など会社によって扱いが違う。項目リストをもらって比較必須。
● 共通仮設の算定ロジック
養生・陽圧化・清浄度対策など、データセンター特有の仮設は費用差が出やすい。「一式」は要注意。
● 予備費と変更管理
予備費の発動条件・承認フローが曖昧だと増額の温床に。RFI→見積→承認のルールを事前合意。
● LCC（ライフサイクルコスト）
初期費用だけでなく、運用電力・保守費を含めて比較する。VE提案（代替案）有無も重要。
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■ケーススタディ（大阪・データセンター改修）
A社：初期費用は高めだが、高効率空調のLCC資料を提示。養生・陽圧化も数量明示。管理費も人数×月数を開示。
B社：初期は安いが、養生「一式」、管理費は率のみ。変更管理は「別途協議」。
→ 総工費はA社が＋4％だが、透明性と運用削減効果を評価しA社採用。結果、変更ゼロ・電力8〜10％削減。
※本事例は記事用に再構成したものです。
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■よくある質問
● 夜間・短工期だと？
監督のシフト増、搬入制限、粉じん対策などで現場管理費が増加。
● 諸経費は値切れる？
率交渉より、中身（人数・月数・仮設数量）の妥当性確認が有効。
● 相見積は何社？
3社が妥当。同じ前提条件で比較することが重要。
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■バルボア工務店の「見積の見える化」
・数量・歩掛り・単価の突合ミーティング
・共通費の内訳開示（監督体制・夜間割増・仮設計画）
・LCCとVEの複線提案
大型改修をご検討なら、まずはお問合せください。
初回相談・概算提示までスピーディに対応します。
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